さあ、あなたが起業を考えているなら、さっそくノートを選びましょう。
「起業ノート」として使うノートを準備することが、起業実現に近づく第一歩です
使うノートについては、「これでなくてはいけない」というような決まりはありません。
かといって簡単に妥協して選んではいけません。
あなた自身のこだわりを反映させて、もっとも使いやすいものを選ぶ必要があります。
ノートを選ぶときには、とくに次のような点を満たすことを意識してください。
- 携帯できるもの
起業準備は、必ずしも家の机の上でするものとは限らず、外出先でもちょっとした隙間時間を使って行うことが重要です。
したがって、常に携帯できる必要があります。
だからといって必ずしも小さいものである必要はなく、あなたが携帯できると思えば、大きめのサイズでもいいのです。
- 何冊も使うことが前提
起業準備のためにノートをつけていると、書くことが膨大にありますから、とうてい1冊では足りません。
私の場合は、2年間で10冊以上の大学ノートやバインダーノートを使いました。
複数冊使っても問題なく保管できて、飽きのこないものを選んでください。
- 愛着がわくもの
人生の大イベントである起業について記録していくものですから、あなたが愛着をもてるものを使うべきです。
ですから、昔買って使っていなかったノートとかではなくて、「これなら好きになれる!とピンとくるノートを、新しく買い求めることをお勧めします。
それでは、具体的にどんなノートがいいか考えてみましょう。
あなたにとって上記の3つの条件を満たすものであれば、安い大学ノートでも十分です。
大学ノートにも多くの種類があります。
サイズはA4から文庫本サイズのA6くらいまであり、中身も普通の罫線タイプのほか、方眼タイプ、無地など様々です。
小さいA6サイズだと、携帯性に優れるのですが、紙面が小さいのでたくさん書けないことと存在感が乏しいというデメリットがあります。
逆にA4サイズだとたくさん書けますが、大きいカバンでないと入りません。
ですから大学ノートの場合は、B5かA5サイズあたりが使いやすいでしょう。
罫線や方眼など中身のタイプについては、好みで選べばいいと思います。
「愛着」を重視すると、「モレスキン」や「ロディア」など、やや高価なノートを使うといいかもしれません。
女性向けには、オシャレな手帳がたくさんありますね。
また、かなり高価なものとしては、立派な皮のバインダーがついているシステム手帳があります。
ちょっと重量がありすぎてやや携帯性に難がありますが、気にならなければそれでも構いません。
ただし、たとえ高価な手帳でも、ケチらずに大胆に使うことが大切です。
「モレスキン」でも、10冊使おうというくらいの心意気が求められます。
いずれにしても、大切な起業の準備に使うノートですから、あなたがもっとも好きになれて使いやすいノートを選べばいいのです。
私の知人で、デザイン関係の事業を起業した人は、大型のスケッチブックを使っていました。
もちろんカバンには入らないのですが、いつも小脇に抱えて歩いていました。
また、イタリアンレストランを開業した起業家は、3年間使える日記帳を起業ノートとして使って、3年かけて準備をしていました。
使うノートの種類は、途中で変えても構いません。
最初は大学ノートがいいと思っても、数カ月後にモレスキンにグレードアップするのもいいでしょう。
いかがですか?
あなたも、「起業ノート」を選ぶことを考えだけで、ワクワクするのではないでしょうか。
文具店でノートを選ぶという楽しみができましたね。
起業においては、ワクワクする気持ちを保つことがとても重要です。
起業準備は、まず「起業ノート」を選ぶことがスタートなのです。